皆様、こんにちは。
パーソナルトレーナー×ポケモントレーナーのしんしんです。
ポケモンの世界大会に今年から初挑戦、初出場し
最終的には4勝3敗(×〇××〇〇〇)と勝ち越して終わることができました。
強者の構築記事があったからこそ、強くなることができて、初挑戦でも夢をつかめました。だから、ダブルバトルに興味がある方のサポートになればと思い執筆しています。
そのため本構築記事では、経験値が低い中でどう立ち回るべきと考えたか、なるべく私の実体験を届けられたらと思います。強いポケモンについては、俺より世界を知っている人を参考にしましょう。俺もそうしてます。
(103) 【WCS2023ゲーム部門徹底解説】ガチプレイヤー目線でポケモンSV初の世界大会環境を解説!【ポケモン SV ダブル】 - YouTube
まずこの動画を見とけば間違いないね。結果が証明してます。
という事で!調整意図よりも大会への取り組み方や経緯に注力した記事となりました。
正直ランクマッチ上位入賞目的での使用は難しいと思います。。。が!
・ダブルバトルを始めてみたい!わかりやすいパーティがいい!
・大会の取り組み方って、対戦回数を増やす以外に何をしていたの?
・新規勢はどういう気持ちでレギュDをやってたんだい?
そんな方にぜひお目通しいただきたい構築記事と、パーティです。
あらかじめ、ご了承くださいませ。
サムネイル用に1番上に並びを貼っておきます。レンタルIDは後半に!!
本当のパーティ名は「横浜の夏-灼熱に揺蕩う雪月花-」です!!❄🌙🌸
覚えづらいので雪トリルと覚えてください!!!
※灼熱→イーユイ、暑すぎる横浜の気候
揺蕩う→ハバタクカミ、地震持ディンルー、素早さが定まらない様
新規勢にとってのレギュレーションD
日本大会とルール、使用ポケモンが異なる形での開催が決定。
種族値が高いポケモンの増加は、私に主に2つの影響を与えました。
1:1試合1試合の時間が長くなり、自分の対戦の振り返りが難しくなる(選手面)
一つ目について、試合数を重ねることとダメージ計算をすることは前提です。
まず初めて使う、使われるポケモンの応酬で、1からダメージ計算をしなければなりませんでした。くわえて、対戦中に計算しているのでターンごとの技選択まではメモしていません。相手の技、テラスタル、素早さ関係をメモしています。
そのためどこで有利不利が逆転したのかを記憶する必要があるのですが、
ターン数が長いと格段に難易度が跳ね上がります。
レギュレーションCまでは
・1ターン目に妖テラスしたハバタクカミが大暴れ
・1ターン目に水テラスしたディンルーが崩せない
など、初ターンの有利から勝負が決する試合も少なくなかったと考えています。そのため勝つために取り組むうえで、フィードバックしやすいパーティが良いと考えました。
2:威嚇、タイプ相性補完、猫だまし・・・高耐久な環境(プレイ面)
二つ目について、私は追い風雪パーティをレギュCで一貫して使用していました。
約4か月使い込んだ雪(ユキノオー軸)パーティに思い入れもあります。
追い風×雪は全体技と速い素早さで早期決着を狙うパーティです。
しかし、高耐久ポケモンやタイプ相性最悪のヒードランが増加して大苦戦。
レギュDでは当初勝率が5割を切る時期があり、とても苦しみました。
その中で最初に選んだパーティは ガチグマ×クレセリアです。
有名な並びでもあり、また、前述した悩みについても回答があります。
・トリックルームがどう貼れたか、どう妨害されたかという明確なフィードバック基準
・相手の守備的立ち回りに回復技を合わせることもできる
ちなみに当時のならびはこちら↓
全然アグロゆきじゃなくてダイソウゲン
追い風軸や雨パーティを触ってみるよりも感触が良かったです。
7月まではこれをベースに出場する予定だったのですが、
今の雪トリルに切り替えるうえでいくつか重要な出来事がありました。
※ゴリランダー・ランドロス・テツノカイナの増加など環境的な出来事は省略。
どう向かい風であったかは自分で使って体感する
あるいは本物のガチクレセ使いの構築記事や動画を見るのが一番だと思います。
構築経緯
ガチグマ×クレセリアを使いこなせなかった理由
結論を書くと、ガチグマ選出時の勝率が一番低かったからです。
ここについては後々ほかのプレイヤーと話したり、てるフェスで他プレイヤー(特にSNOW選手)の立ち回りを分析したところ、自分には先発ガチグマを出すことが少なかった。消極的な使用方法だったのが原因です。
反対に勝率が良かったポケモンがサンダーで、トリックルーム終わり際での追い風や、ガチグマ×サンダーの追い風地震で圧力をかけていくなど、相手の想定を崩すことに成功。トリックルーム+高素早さの控え、という並びに魅力を感じていました。
また、ガチクレセの使用中は選出の不安定さが目立ちました。
勝ててはいるものの気持ちで選出が変わってしまったり、
同じ6匹の並びにも勝ったり負けたりというのを繰り返していた始末・・・
これはレギュレーションCまでの私の経験が大きいのですが
基本的に選出パターンが3~4パターン程度(メイン5匹+補完枠という考え方)で
勝ち残ることができたので、
選出パターンが多いパーティは現時点の実力に見合っていない
という考えを持つようになりました。
前項でも書いた「トリルターン中にガチグマで決めきるのは難しい」という判断と、数値が表した現実─パーティを変えるべきだなあとうすうす感じてはいました。
ポケモンと筋トレ。その親和性について
この「自分の身の丈に合うか?」という判断は重要だと思っています。
筋トレと一緒です。
自分にあった重量でやろう。
筋トレするぞ!ってなったら
まずは腹筋10回とか少ない回数、ベンチプレスも軽いところからやりますよね?
急に腹筋1000回とか100kgのバーから始めても、できないんですよ。
できないとやる気も下がってしまう。
ポケモンも、勝ち方がわからないと萎えてしまいます。にんげんだもの。
強い構築を探す!というのは勿論大切ですが、そこはレンタルパーティが
世の中にはたくさんあります。
だからこそ「自分に合う構築かどうか」というのが
最重要であると、私は考えています。
そのため、使いこなせなかった理由だけでなく
勝率が高かったパターンについても前項で言及しました。
今後の自分のパーティ選択にも影響したからです!
8月4日午前3時、突如俺の前に現れた、かつての相棒
それは、ある日の深夜ランクマッチ。
お相手のパーティは
ギャラドス・ヒードラン・ガチグマ・クレセリア・フリーザー・ユキノオー
その試合でトリル下のユキノオーにガチグマクレセリアが完敗しました。
フリーザーへの攻撃が6回に1回しか当たらなくても
「これもポケモンだよね~HAHAHA~」と笑ってられる自分ですが
深夜3時で眠い中で取り組んでいたこと
そして日本を共に戦った相棒であるユキノオーに対しての圧倒的な敗北により
嫁を寝取られたような不快感を
味わったことを今でも覚えています。
私は独身です。
まあ、待ちなさい。俺。世界大会は勝ちに行くための場です。
日本大会で連れ添った相棒だからといって
俺のほうがうまく使えるもんみたいな嫉妬心だけじゃ
連れていけないよ。勝負の場ですからね。
まー、ね、ほら、
確かにちょっとガチグマに対して耐性があって
ちょっとトリックルーム適正があるけどそれだけじゃねえ~~~~~~~
水ウーラオスに対しては確かに強いし
ゴリランダーにも仕事ができるけど・・・・・・・・・
ヒードランもトリル下なら手助け大地の力であらがえるけど・・・・
・・・・・・・
お前だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
ということで、構築の軸が決まりました。
これが8月4日、オンラインてるフェスの二日前の出来事です。
忙しい人のための構築経緯
クレセリア×ユキノオー×テツノツツミ以降はすぐに決まりました。
・その当時ハバタクカミ×イーユイの評価が向上していた点
・ガチグマ+クレセリアでは上の並びに不利な点
を鑑みて、前期ランクマッチでも上位に上った
ディンルー × クレセリア に決定!
mutou610pokepoke.hatenablog.com
雪と併用する場合は遂行速度が遅く、壁パーティに何もできないため
ハバタクカミ × イーユイ の採用を決定。
これにより、今までの悩みを解消することができました。
それはパーティの強さではなく
・選出パターンが少なく、選出ミスが起きづらい点
・トリル展開からの高素早さでのスイープという7月のイメージを続投できる点
・雪パのダメージ感覚は4か月使い続けたので絶対的な自信がある点
自分にとっての悩みを解消できたからです。
正直、大会が終わってから書いてみて
特殊アタッカー5匹+ディンルーというアンチシナジー構築・・・
偏りがすごいし、正直、このパーティをほかの人が使っても
すごく強いパーティではないよね、と思っています。笑
それでも、今の自分の力を最大限引き出せる構築になりました。
また、やることはとても分かりやすいので初心者の方にもおすすめできます。
実際そのあとのオンラインてるフェスでは6勝2敗で予選抜け
ランクマッチでの勝率も、ガチクレセで1か月かけて達成出来なかった勝率80%超えを、わずか1日で達成することができました。
残り1週間を切った中で、すべてを賭けるには十分な根拠です。
完成♪♪
個体紹介
※気持ち的にここだけ急に敬語がなくなりました。許してね。
ユキノオー
NN:日本大会から続投
メインウェポンの吹雪、リーフストームは確定
ヒードランに対して動く可能性としての大地の力
※手助けしないと倒せないので要注意※
対寿司性能及び耐久してくる相手へのオーロラベール
ガチグマ×クレセリアには壁+三日月の祈りがとても有効
テツノツツミ
NN:日本大会から続投。碓井ホロケウはかっこいい。
ミラーマッチの少なさを考えて素早さラインを予選より下げた。
Hにある程度振るとウーラオスのインファイトを耐える可能性が出る。
メインウェポンの吹雪、フリーズドライは確定
ここまで守る持ち不在+トリルターン管理の守るは必須
最後ハイドロポンプにしたが、どのみちヒードランが倒せないため
アンコールでよかった気がする。
ハバタクカミ
NN:イカレルヨメよりマイルドなNNの方が炎上しなそう。かわいいし。
普通のCSぶっぱ。
特に見せ合いBO3においてはウーラオスの持ち物がわかるため
スカーフなら後発で出す判断が事前につくため、耐久調整はいまいちと判断
また、ゴリランダー入りに対して気持ちよく動けない点が
あまりにも不便だったこともあり、たすきで採用した。
しっかり活躍してくれたが
対戦したハバタクカミに素早さ有利を取られるケースが殆どであり
「耐久調整ハバタクカミ<素早いハバタクカミ」
という環境考察はあっていたが、ここまでとは思わなかった。
イーユイ
NN:ヘブンバーンズレッドより。ぽんこつなユイナ先輩はかわいい。
ハバタクカミのバディ枠
採用意図としては壁構築やサーフゴー、相手のガチクレセへの回答
ヒードランやウインディにもバークアウトや悪の波動のダメージが半端ないので
タイプ相性ほど不利はとらない。
ランドロスに対して安全に動くために素早さにかなり厚くしたが
パオジアンの聖剣耐えまでしておくべきだった。
クレセリア
NN由来:ジョジョの奇妙な冒険第六部より、重力を逆転する能力から
HBを甘えるとパオジアン+ウーラオスの集中を耐えなくなるので固定
特殊方面はディンルーと並べることでどうにでもなる、ないしは
イーユイの眼鏡オーバーヒートで振っても無理だなの二択
メイン技のトリックルーム、両ウーラオスに打点があるムーンフォース
回復として軸になる三日月の祈り、火力が低い雪トリルを支える手助け
ガチグマと違いディンルーは火力に乏しく耐久が高いので
避けて延命するより回復するか火力を上げるほうが強いと判断した
ディンルー
NN由来:災いの器→酒を飲む器とも呼ぶべき「サカズキ」
活躍の仕方もパーティのエースであり、大将。ワンピース海軍大将の名前から。
調整はRay Rizzo氏が作った冷凍寿司のコピー
HADに分けることでカミイーユイやパオラオスの攻撃を大体耐えます
トリックルーム下でガンガン相手を倒したいのでメインの地震、いわなだれ
ゴリランダーとウーラオスが強い環境なので地団駄、テラバーストは必須
もう4個埋まっちゃった!これ以外なし!
基本選出
先発 クレセリア × ディンルー
後発 ユキノオー × テツノツツミ or ハバタクカミ
相手が壁軸やゴリランダー×サーフゴーなど遅めの場合
先発 ハバタクカミ × イーユイ
ほぼこれです。
トリックルームをして、通る攻撃技を使っていく。
相手が守ってきそうなら三日月+オーロラベールで二度目のトリルを視野に入れます。
モロバレルがいる場合は安易なトリルはNG!ユキノオーをうまく使いたいです。
この戦術が有効に働くのは
・相手の挑発持ちの有無がわかる
・こちらのクレセリアを1ターンで倒せるかどうかがわかる
オープンシートBO3ならではの特権です。
また、ハバタクカミとイーユイがどちらもウーラオスの
スカーフ水流連打になすすべがないので、ランクマッチだと非常に苦しいです。
実際の世界大会では
・ドドゲザン+パオジアンのアイアンヘッド+つらら落とし
・鉢巻ヒスイウインディ+命の球パオジアンのフレアドライブ+つらら落とし
の「ディンルーをテラスタルに関係なくワンパンする」方々が
わかっていてもめっぽう苦しかったです。
対抗するには一匹犠牲にしてトリルを展開して反撃、なおそのターンにクレセリアが攻撃されていたら即負け確定、という非常にデンジャーな状態。
ここについては環境を見誤った私の反省点ですね。
反面、イエッサン×グレンアルマ×オオニューラや
イーユイ×ハバタクカミ×コータスなどにはめっぽう強いのが、良いポイントです。
強くなる方法2選!
構築記事ではなく取り組み方の部分についてです。
自戒を込めて、また、参考になればと思い残しておきます。
・プレイヤースキルを分析してみる!
ポケモン対戦には、大きく分けて5つの要素があると思っています。
・相手の選出を正確に読む思考力
・自分の選出を正確に選べる思考力
・残数有利を取るまでのプレイング
・詰め筋のプレイング
・択(※)のプレイング
(※外したら負け、当てたら勝ち。中間の選択肢がない状況、と私は考えます)
私は前述したように「選出」の項目が弱いです。選出パターンが少ないですからね。
反面、詰め筋の部分は、自分でも人の対戦でもイメージが沸きます。
今後はそこを強化するためのパーティ選択をして、もっと成長したいです。
・勝ち負けの細分化をする!
大会の勝ち負けには2種類しかありません。
が、練習においては勝ち負けにも種類があると考えています。
自分の実力で勝ち(最高!)
相手の実力で負け (最悪・・・)
自分のプレイミスで負け(=本当は勝ち)
相手のプレイミスで勝ち(=本当は負け)
自分の急所被弾で負け(=本当は勝ち)
相手の急所被弾で勝ち(=本当は負け)
つまり練習過程は勝てれば勝ちだし、負けたら勝ち方を勉強できるので勝ちです。
ランクマッチの最終順位を目標とするとこの考え方は難しいかもしれませんが
強くなることや、大会での上位入賞を目指す場合は
こうした心持の方が精神衛生上も大変健やかになります。おすすめです。
終わりに
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
本当に多くの支えと協力があって、ここまでこれました。
今、憑き物が落ちたかのような気持ちです。
それは決して悪い意味ではありません。
世界一を本気で目指すとなると、精神面の準備も必要になります。
そのため先週までは「誰と当たっても俺が勝つ!」と息巻いてました。
今になって「いや~よくこの舞台で勝てる気持ちになれたな~・・・」と、めちゃくちゃ冷静な気分になっております。自分でも数日前の自分が信じられません。(笑)
光栄な舞台に立てたこと。多くの新しいご縁があったこと。
ゲームの世界に迷いこんだかのような街の一体感。高揚感あふれる街並みでした。
本当にありがとうございます。
また、図らずもすごく心が救われたことがありますので、自分語りします。
この先を読んでもポケモンが強くなることはありません。対戦よろしくお願いします。
自分語り(インタビューの件について)
day1で終わってしまった私のwcsですが、ありがたいことに
1日目に敗退した選手としてインタビューを受けました。まさかのday2出演!?
(103) 【公式】「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023」ゲーム部門 2日目 (1/2) - YouTube
時間的には1戦目後、1時間15分前後のところからです。
コメント欄は恥ずかしくてまだちょっとしか見れてないのですが
フォロワーが500人ほど増えまして(なんで???????w)
非常にご好評賜れたようです。うれしいです。
最近私を知った方はご存じない方が殆どだと思いますが、
元々、わたくしはパーソナルトレーナーの前は演劇をやっておりました。
当時は非常に我が強い性格で、自分のしゃべりたいを優先して論点がずれがち。
そのためフリートークは一番苦手で、よく叱られていました。
今回インタビュアーの香川さんや実況のお二人がサポートしてくれたこともあり
「トークが良かった」というリプライまでいただけました。
自分の中で、あの時は理解しきれなかったことを消化して
生活や仕事の中で改善したつもりではいたのですが、それはつもりでしかないから
こうして人様に喜んでもらえたのは、とてもうれしいです。
あとは
次に出る時は勝者インタビューを受けたいンゴね~!!!!!!!🔥🔥
スペシャルサンクス
フレ戦をしてくださった皆様
(ジュニア、シニア、マスター・・・様々な方とご縁がありました!)
素晴らしい構築記事を書いてくれていたムトウ(@Mutou610poke)さん
雪パはこの人しかいねえ!と思い相談させてもらったうえすと(@WestGleen)さん
トレーナーカードを撮影したい!を快諾してくれたえいきょ(@eikipokemonsun)さん
環境考察を手伝ってくれたかむらっち(@pokekamui)君(シニア4位!凄い!)
前日にご飯に付き合ってくれて
飲み会も運営してくれた神ナルサス(@mel_555_dw)さん
レギュレーションDの大会を開催してくれた方々
WCS中に交流してくださったすべての皆様
インタビューを見てフォローしてくださった方
AND........ これを読んでくれている YOU!!!!!!!!!
ありがとうございましたっ!!!!!!!
また会おうぜ!!!!!!!!!!!!!
がおーっ⛄⛄⛄